長さんは突然逝ってしまわれましたが、長さんの言葉は著書という形でも残されました。
テレビや映画の画面から伝わってくるのとはまた違う面を知らせてくれる貴重な存在です。
「だめだこりゃ」 いかりや長介自伝 著者・いかりや長介 新潮社 2001年4月20日発行
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この人はモノ書きの才能もあったのかと思わせる本です。
最初は小説新潮2000年1月号に発表されたものを、あらためて単行本としてまとめなおして出したものだそうですが、じっくりと書き込まれているし、文章もうまい。
特に、「全員集合」時代の舞台裏での苦労などの裏話には引き込まれます。
また、見る側は考えてもみなかったようなことを作る側は考えていたのだなと、あらためて気づかされたりもしました。
今となっては、長さんが主著と呼べるものを残しておいてくれたことに感謝するばかりです。
「ぶらりアフリカ」 著者・いかりや長介 講談社 1983年6月30日
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長さんはアフリカが大好きで、テレビでも「「いかりや長介、野生のアフリカ大冒険」などが放映されていましたが、プライベートでも何度も何度もアフリカを訪れていて、あちらには友人も多かったようです。
聞くところによると、マコンデ美術館 には「チョーさん」という木彫りの彫刻もあるそうで、 なんと、本当に長さんがモデルなんだどか。。
その長さんが、アフリカへの思いのたけを語った本です。
アフリカといえば、ジャズミュージシャンの渡辺貞夫もアフリカ好きですよね。 アフリカには何かジャズ的なインスピレーションを掻き立てるものがあるのかも知れませんね。 私も行ってみたくなりました。
「最後の晩餐―久米宏対話集」
集英社 1999年6月 発行
こんな本をみつけました。 長さんの書いた本というわけじゃないんですが、長さんの声が記された本です。
ニュースステーションの中の企画として続いていた対談シリーズ「最後の晩餐」の内容を本にしたもので、番組中では時間の関係で割愛されてしまった部分まで、ほぼ全部の内容を収録してあるそうです。
いかりや長介さんとの対談部分も充実しています。 長さんは父親の影響が非常に大きかったようですね。 思い出話には特に力が入っているように感じました。
それと、思ったのですが、対談というのは、なんというか、話がはずむというか、普通の本のように著者の独演の形で語られるのと違って、リズムがあって、読んでいて楽しいですね。 このへんは聞き役の久米宏の腕前もあるんでしょうけど。